文具の豆知識

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蛍光マーカー

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定番文房具「蛍光マーカー」

みなさんのペンケースやデスクに必ずと言っていいほど置いてある、今では日常に欠かせない文房具のひとつになりました。 今回の豆知識では、このマーカーが如何にして誕生したのか、あっと驚く使用テクニック、そして進化し続ける最新の便利マーカーなど、蛍光マーカーをとことん掘り下げます!

そもそも「蛍光マーカー」って?

まず「蛍光マーカー」とは、半透明の蛍光性インクを用いたフェルトペンのことを指します。文字を書くためではなく、主に重要な部分を目立たせるために線を引いたり、印をつけるために使用します。 半透明のインクなので、重ね塗りしたときに下の文字が見やすく、蛍光色で目立つようになっているのが特徴です。

蛍光マーカーの誕生秘話

世界で初めて蛍光マーカーが発売されたのは1971年のこと、ドイツの鉛筆メーカーとして創業されたスタビロ社が「STABILLO BOSS」を発売しました。
このスタビロ社の4代目社長であった、グンター・スワン・ハウザー氏が、アメリカを訪れた際に学生たちが普通のフェルトペンで教科書に線を引いているのを見たことから考案されたと言われています。

進化していく蛍光マーカー

現在では線を引く・文字を書くことに加え、さらに便利な機能がついたものが続々と登場しています。
・2000年、三菱鉛筆はペン先に透明な窓を設けることで、どこまで線を引いたかわかるようにした「プロパスウィンドウ」を発売。
・2008年、パイロットからラバーでこするとインクが消えるフリクションシリーズの蛍光マーカー「フリクションライト」が登場。
・2014年、コクヨからは1本で異なる2色を書き分けられる「ビートルティップ」を発売。

他にも、ペン先がしなって線が綺麗に引けるゼブラ「ジャストフィット」や、ノック式蛍光マーカーのぺんてる「ノック式ハンディラインS」、蛍光マーカーと0.5㎜のニードルペンが1本になったサンスター「ニニピー」など、これからもどんな便利なものが生まれるか楽しみですね。

蛍光マーカーが光る原理

蛍光マーカーの多くには「目に見えない光(紫外線)」を「目に見える光」へ変える蛍光物質が含まれています。そのため、蛍光マーカーで書いた線は光るように見えます。
この蛍光物質が発する色は黄色と桃色に限られており、他の色はインクの組み合わせで作られるため光るように見える程度は色によって変わります。

コピーで写らない色

蛍光マーカーにはコピーしても写らない色があります。それは黄色です。
コピー機は光を利用して印刷をしているため、光と同じ色を印刷すると写らなくなります。そのため黄色のように光に近い色を使ってモノクロコピーをかけると、マーカーで書いたところが綺麗に写らなくなるのです。ただしカラーコピーですと、どの色でも写ってしまいます。メーカーや色によっても消える具合に差が生じるので先にお試しすることをおすすめします。

グレーのインクが流行中!?

最近の蛍光マーカーで人気の色が、なんと「グレー」なんです。ゼブラの「マイルドライナー」やコクヨ「マークタス」など、各社グレーインクのマーカーを発売しています。
グレーのインクは、蛍光マーカーの本来の目的である目立たせるのとは逆に、目立ちにくくする役割があります。ToDoリストやチェックリストの消し込み、手帳の終わった予定に引いて管理をしやすくする、といった使い方があります。

最後に

今やたくさんの種類が展開されていますが、ぜひこの機会にみなさんの生活に合ったものを探してみてはいかがでしょうか?文具館タキザワでは様々な種類の蛍光マーカーを取り揃えて、お待ちしております。驚き機能がついたおもしろマーカーや、色味も見た目もかわいらしいもの、昔ながらの蛍光マーカーももちろんございます。ぜひ遊びにいらしてください。

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