とじる作業に欠かせないホチキスですが、実は知られていない使い方、種類があります。
「え??他にも使い方や種類があるの?」と思う人もいるはず!
今回はホチキスについて豆知識をご紹介します。
ホチキスは英語ではステープラー(Stapler)といいます。他にもクチトリッチとも呼ぶそう。
日本語、漢字にするなら紙綴器(かみつづき)ですが、オフィス家具メーカーのイトーキさんから日本で初めてホチキスを売られた際、パッケージに "HOTCHKISS No.1" と書いてあったため、「ホッチキス」と呼ばれるようになりました。 ちなみに、海外で「ホチキス」と言っても通じません。
正式な表記の決まりはなく、ホチキスでもホッチキスでも大丈夫〇
地域によってはガッチャンコと呼ぶところもあるそうです。
紙にとじられる仕組みを写真と一緒に見ていきましょう。
マガジンに入っている針をばねの力で前に押して、先頭の針はドライバによって紙に打ち込まれます。
針の先端は紙を通過しながらクリンチャ(曲げ台)にあたり、溝に沿って曲げられます。
最後に曲げられた針が紙に触れると、とじ込みは完了です。
・ハンディタイプ
・針なしの仮綴じタイプ
・中綴じに最適な製本用回転式タイプ
・卓上タイプ
まだまだありますが、様々な用途に使い分けられます。
ホチキスのハンドルを180°開いて針出口を直接押し当てるとポスターなどの壁貼りが出来ます。
ガンタッカのような使い方です。 遠目で見てもとめている箇所が分かりにくいのと、
針の穴が細いので、画鋲より壁穴が目立ちにくいです。
意外と知られていない使い方です。(構造上出来ないホチキスもあります。)
ホチキスのとじた部分裏側を見てみると、とじ方が2種類あります。
一般的なとじ方のメガネクリンチは、とじた針の裏側がめがね状になり、取り外す際に爪が入るくらいの隙間ができます。
フラットクリンチはとじた針の裏側に隙間はなく、紙と平行に平らにとじます。
とじた書類を重ねた時にかさばらない特徴を持っていて、積み上げた時に書類の雪崩も起きません。作られた人の心遣いが込められているとじ方ですね。
ホチキスは紙をとじられるだけではなく、用途によって種類があり、様々な使い方に合うよう進化し続けています。
女性やお子様でも使えるよう、とじる際の力を軽減した物や、分厚い書類をとじられる物もあります。
ご自身に合ったホチキスをお使いですか? 文具館タキザワ・PENBOXではお客様に喜んでいただけるような商品を取り揃えております。ぜひ、用途や自分に合うホチキスを見つけてくださいね。