いま、あなたが使っているシャープペンシル。
あなたの手に、書くスタイルにフィットしていますか?
『シャープ』、『シャーペン』とも呼ばれ、私たちに欠かせない筆記具となっているシャープペンシル。
「書ければ何でもいいからこだわりなんてないよ~」なんてもったいない!
シャープペンシルの豆知識とあなたに合ったシャープペンシル選びのヒントをお教えしますので、シャープペンシルを買う時の参考にしてみてください。
仕事も勉強もあなたに合ったシャープペンシル1本で断然はかどるようになりますよ!
知っていましたか?シャープペンシルは、日本だけの呼び名です。
早川金属(はやかわきんぞく)工業株式会社(現在のシャープ株式会社)を作った早川 徳次(はやかわ とくじ)さんがつけた名前で、英語ではメカニカルペンシルといいます。
お店の筆記具コーナーに行くとズラッと並べられたシャープペンシル。シンプルなもの、かわいいもの、機能が良いもの・・・たくさんの種類がたくさんありますよね。
見た目は様々ですが、シャープペンシルの構造タイプは大きく分けると3つになります。
1. ノック式(ラチェット式)
最上部やサイドにあるノックボタンを押して芯を出すタイプのシャープペンシルです。現在、最も一般的なタイプです。
2. 回転式(スクリュー式)
世界で初めて作られたシャープペンシルがこのタイプです。芯を固定する内側のパイプにらせん状の溝が彫ってあり、軸の後端にあるノブを回転操作することでネジを回転させ芯をくり出すタイプです。
3. 芯ホルダー(ドロップ式)
ノックボタンで芯を固定するチャックが解放され、手動で芯の露出長さを調整するタイプです。多くは太芯用であり、よく製図に用いられます。
こちらは1、2の「(押すと・回すと)くり出される」とは違い、自重で落下する仕組みになっています。また芯も「補充する」ではなく「交換する」必要があります。
芯先を芯研器で削って使うことなど、筆記感も含めシャープペンシルよりも鉛筆に近い製品です。
補足として、現在、中高生にも人気を博している製図用シャープペンシルをご紹介します。名前の通り製図を書く用に作られており、真っすぐな線を書くことに特化したシャープペンシルです。
スリーブ(ペン先の先端の金属部分)が長く、この部分を定規に当てながら沿って書くため正確な線が書ける仕組みとなっています。
お値段は少しお高めですが、製図用ではなく普段使いにハマる人続出の話題のシャープペンシルです!
十人十色ということわざのように、書くスタイルも人それぞれですよね。
書く時の力の入れ具合、書く速さなど個人差があります。
自分に合ったシャープペンシルを使うと書きやすさはもちろんのこと、疲れにくくなりますので、筆記する時に書きにくさを感じている方は必見です!!
≪本体軸の太さ≫
軸が太い・・・力を入れにくいことから、筆圧が強い方におすすめ。無駄な力を入れずに書くことができます。
軸が細い・・・力を入れやすいことから、筆圧が弱い方におすすめ。
≪本体の重さ≫
本体が重い・・・ペン自体の重みで文字が書けるため、力をあまり入れずに使用できる。コントロールしやすいので、しっかりした文字が書けます。
本体が軽い・・・自分の意のままにスラスラ書ける反面、コントロールしにくい一面も。
≪重心の位置≫
重心の位置は書きやすさに影響します。
重心が下(ペン先)にある・・・安定して持てる為、書きやすく、手が疲れにくいです。前述した製図用シャープは低重心設計のものが多く、文字をたくさん書く学生さんに人気の理由の一因だと思います。
重心が上にある・・・ペンを支えようと手に余分な力が入るため疲れやすいです。
≪筆圧によるシャープ芯の選び方≫
前提として、芯の太さが太いほど折れにくくなります。
筆圧が強い・・・書いている途中で芯が折れてしまう方は、芯が硬いH、もしくはHBがおすすめです。
筆圧が弱い・・・筆圧が弱くて字が薄いと感じている方には、濃く書けるBがおすすめ。もし、Bが折れやすいようならソフトHBを使ってみてください。
いかがでしたでしょうか?
上記の特性を踏まえて、いま一度お使いのシャープペンシルが自分に合っているかどうか確かめてみてくださいね。
また、書く時のストレスを解消した芯が折れないシャープペンシルや芯がとがり続けるシャープペンシルなどハイスペックなシャープペンシルもありますので、ご来店の際はぜひ試し書きでその使いやすさをご体験ください!
自分に合った1本はその書き味、使い心地に感動すること間違いなしですよ!